ドキュメント制作の質を上げるテクニカルライティング

マニュアル制作に必須なスキルとしてテクニカルライティングがあります。テクニカルライティングは、ライティングの中でも専門的な知識が必要で、表現の仕方も普通のライティングとはまったく異なるものです。
テクニカルライティングの本質を理解しないままにマニュアルを制作してしまうと、非常に工程が伝わりづらいマニュアルが出来上がってしまいます。
今回はそんなテクニカルライティングについて深堀してみましょう。

淡々と事実を述べるもの

一般的なライティングというと、伝えたい内容に加え自分の感想や叙情的な感情を入れこむことでより人に伝わりやすい作品を作り上げるものです。
しかしテクニカルライティングの場合は、そういった感想を盛り込んでしまうと、人によっては伝わりづらくなってしまうものです。
マニュアルなどテクニカルライティングを必要とする書類は、誰が読んでも理解できるものでないといけません。そのため内容を執筆するときは淡々と工程や事実だけを述べる必要があるのです。

テクニカルライティングに起承転結はない

文章を作成するのに起承転結が必要だということを私たちは小さいころから学んできたでしょう。確かに物語や小説、グラフィックライティングにおいては起承転結を用いることで人々を引き込んでいくものです。
一方テクニカルライティングの場合、起承転結をそのまま書いてしまうと内容に弊害が出てしまう可能性があります。

結果を先に述べる必要がある場合も

起承転結ともつながってきますが、マニュアルなどの場合、人によって探索方法というのは変わってくるものです。たとえば一から工程を追って見る人や、自分の必要な部分だけを索引や目次などで見る人など様々です。そのため決して一番最初からマニュアルを見る人ばかりではないということを念頭に置いておく必要があります。
1つの操作について記載する際も、「Aの作業をします→Bのようになります→結果Cの作業をします」といった内容であった場合、本来はCの作業について述べているページであるのに、Aの作業のページであると勘違いされてしまうことがあります。
そのため起承転結を意識するのではなく、場合によっては結果から述べる必要もあるということです。

テクニカルライティングのレベルによってドキュメントの仕上がりというのは大きく変わってくるものです。
ドキュメント制作を考えている際は実績のある質の高いテクニカルライターに依頼するようにしましょう。